バンパーこすっただけなのに63万円も請求が!?
こんにちは、古川です
今日は交通事故を起こした時、警察に届ける
べきかどうかについてお話します。
例えば、軽い接触事故でけが人もいない場合
あなたは、
1)110番に電話する
2)近くの交番に届ける
3)警察には連絡しない
4)そのまま逃げる
という4つのなかから選択できます。
結論から言えば、110番に電話するか
交番が近くにあったら事故の届け出を
してください。
近頃は監視カメラが街中いたるところにある
ので、当て逃げしてもばれやすいです。
また、大したことはないから警察に事故の届
け出はしなくていいと思いがちですが、
事故の届け出をしなかったばかりに精神的に
追い詰められることもあります。
これは実際にあった話ですが
友人のAさんが土曜日の夜10時頃レンタル
ビデオショップの駐車場で起こした事故の話
です。
AさんがDVDを借りて、車をバックで出す
際、「コツン」と後ろのほうで軽い衝撃が
あったので、いそいで車から降りると
Aさんの車の後ろの左側のバンパーの角で
後ろに駐車していた車の前の右側のバンパー
を当ててしまいました。
相手の車は車高の低い高級車でした。
いわゆるシャコタン(車体を低くした改造車
のこと)でした…
相手の車のバンパーは少しだけヘコンでいる
だけでした。
一方、Aさんの車は目立ったキズはありま
せん。
“このまま逃げようか…”
と思った矢先
相手の車の後ろの方から
「ウンコすわり」していたヤンキーっぽい
お兄さんがでてきて、
「何しとんじゃ コラー!」
とわめいてきました
平謝りに誤ったAさん
車の修理費を弁償することを約束して
自分の連絡先を言って、相手のお兄さんの
連絡先を聞いてその場は別れました。
幸い相手の車には人が乗っていなかったので
けが人もなくバンパーの修理費も大したこと
はないと思って警察には届けませんでした。
そして、Aさんは
Aさんが加入している保険会社にも連絡しま
せんでした。
Aさんの自動車保険の割引が低いので
2~3万の事故なら保険を使わない方がいい
と判断したからです。
事故から1か月経ってようやく相手のお兄さ
んの修理工場から請求書が届きました。
請求額はなんと!
63万円でした!?
請求書の内容をよくみると
バンパー以外のところも修理されていました。
それどころか、修理している間のレンタカー
費用1日12,000円×13日分
の156,000円も入ってます。
頭の中が真っ白になったAさん
とにかく、何かの間違いじゃないかと
修理工場に確認の電話を入れました。
修理工場の社長は「払え!払え!」
の一点ばりでなかなか話を聞いてくれません。
しまいには「訴えるぞ!」と言われたAさん
精神的にかなりまいってしまいました。
事故から日にちが経ってるから保険会社に
連絡してもダメかもしれないと思いつつ
Aさん 保険会社に相談しました。
結論から言うと、保険会社と契約している
弁護士さんを通じて、
バンパー修理費8万円と3日間のレンタカー
費用をプラスして合計11万で示談できまし
た。
11万円はAさんの対物保険から支払われ
ました。
メデタシ、メデタシ…
と、ここまで書くと、いとも簡単に処理でき
たように思われますが・・・
いろいろクリアしなければならない問題があ
りました。
まず、保険会社さんは「事故の特定」をしな
ければなりません。
つまり、いつ どこで どういう風に
そして相手は
言いかえれば、「本当に事故を起こしたのか」
をまず確認します。
幸いAさんの場合、代理店さんの後押しもあ
って、「事故」として取り上げてくれました。
もしAさんが事故のあとすぐに警察に届け出
をしておけば、保険会社も事故の特定作業は
スムーズにいったと思います。
警察に届ければ、事故として受け付けてくれ
て、「交通事故証明書」を発行してくれて、
客観的に事故の事実を証明してくれるからで
す。
交通事故証明書を取るために警察に届け出る
というのは、警察を利用しているようで
本当に交通事故係りのおまわりさんには
申し訳ない気もします。
でも、やはり事故の場合
第三者の客観的な証明が必要なので
警察に頼まざるをえません。
とにかく、今回のようにはじめは
大したことはないと思われる事故でも
必ず警察に届けて下さい。
そして、すぐに保険会社に事故の報告をする
ようにしましょう。
保険の割引が下がるという心配もありますが、
保険会社さんに損害額を調査してもらって
大した金額じゃなければ、保険を使わなけれ
ばいいだけの話です。
保険会社さんは、損害額がでたら契約者に
金額を知らせてくるので
その時点で保険を使うかどうか聞いてきます。
それから、けが人が出ている場合は、
必ず警察に届けなければいけません。
じゃないと保険をおろしてもらえませんから。
今回Aさんの場合は物損事故として処理され
ますので、免許の点数は関係ありません。
今日のポイント
●軽微な物損事故でも必ず警察に届け出る
●すぐに保険会社に連絡する
-----------------------------------------
何か具体的に聞きたい質問や不安がありまし
たら
→kasituok@yahoo.co.jp
までご連絡ください。
匿名でももちろん大丈夫です。
名前を伏せて公開させていただく可能性もあ
りますが、
親身にお答えさせていただきます。
古川康彦
今日は交通事故を起こした時、警察に届ける
べきかどうかについてお話します。
例えば、軽い接触事故でけが人もいない場合
あなたは、
1)110番に電話する
2)近くの交番に届ける
3)警察には連絡しない
4)そのまま逃げる
という4つのなかから選択できます。
結論から言えば、110番に電話するか
交番が近くにあったら事故の届け出を
してください。
近頃は監視カメラが街中いたるところにある
ので、当て逃げしてもばれやすいです。
また、大したことはないから警察に事故の届
け出はしなくていいと思いがちですが、
事故の届け出をしなかったばかりに精神的に
追い詰められることもあります。
これは実際にあった話ですが
友人のAさんが土曜日の夜10時頃レンタル
ビデオショップの駐車場で起こした事故の話
です。
AさんがDVDを借りて、車をバックで出す
際、「コツン」と後ろのほうで軽い衝撃が
あったので、いそいで車から降りると
Aさんの車の後ろの左側のバンパーの角で
後ろに駐車していた車の前の右側のバンパー
を当ててしまいました。
相手の車は車高の低い高級車でした。
いわゆるシャコタン(車体を低くした改造車
のこと)でした…
相手の車のバンパーは少しだけヘコンでいる
だけでした。
一方、Aさんの車は目立ったキズはありま
せん。
“このまま逃げようか…”
と思った矢先
相手の車の後ろの方から
「ウンコすわり」していたヤンキーっぽい
お兄さんがでてきて、
「何しとんじゃ コラー!」
とわめいてきました
平謝りに誤ったAさん
車の修理費を弁償することを約束して
自分の連絡先を言って、相手のお兄さんの
連絡先を聞いてその場は別れました。
幸い相手の車には人が乗っていなかったので
けが人もなくバンパーの修理費も大したこと
はないと思って警察には届けませんでした。
そして、Aさんは
Aさんが加入している保険会社にも連絡しま
せんでした。
Aさんの自動車保険の割引が低いので
2~3万の事故なら保険を使わない方がいい
と判断したからです。
事故から1か月経ってようやく相手のお兄さ
んの修理工場から請求書が届きました。
請求額はなんと!
63万円でした!?
請求書の内容をよくみると
バンパー以外のところも修理されていました。
それどころか、修理している間のレンタカー
費用1日12,000円×13日分
の156,000円も入ってます。
頭の中が真っ白になったAさん
とにかく、何かの間違いじゃないかと
修理工場に確認の電話を入れました。
修理工場の社長は「払え!払え!」
の一点ばりでなかなか話を聞いてくれません。
しまいには「訴えるぞ!」と言われたAさん
精神的にかなりまいってしまいました。
事故から日にちが経ってるから保険会社に
連絡してもダメかもしれないと思いつつ
Aさん 保険会社に相談しました。
結論から言うと、保険会社と契約している
弁護士さんを通じて、
バンパー修理費8万円と3日間のレンタカー
費用をプラスして合計11万で示談できまし
た。
11万円はAさんの対物保険から支払われ
ました。
メデタシ、メデタシ…
と、ここまで書くと、いとも簡単に処理でき
たように思われますが・・・
いろいろクリアしなければならない問題があ
りました。
まず、保険会社さんは「事故の特定」をしな
ければなりません。
つまり、いつ どこで どういう風に
そして相手は
言いかえれば、「本当に事故を起こしたのか」
をまず確認します。
幸いAさんの場合、代理店さんの後押しもあ
って、「事故」として取り上げてくれました。
もしAさんが事故のあとすぐに警察に届け出
をしておけば、保険会社も事故の特定作業は
スムーズにいったと思います。
警察に届ければ、事故として受け付けてくれ
て、「交通事故証明書」を発行してくれて、
客観的に事故の事実を証明してくれるからで
す。
交通事故証明書を取るために警察に届け出る
というのは、警察を利用しているようで
本当に交通事故係りのおまわりさんには
申し訳ない気もします。
でも、やはり事故の場合
第三者の客観的な証明が必要なので
警察に頼まざるをえません。
とにかく、今回のようにはじめは
大したことはないと思われる事故でも
必ず警察に届けて下さい。
そして、すぐに保険会社に事故の報告をする
ようにしましょう。
保険の割引が下がるという心配もありますが、
保険会社さんに損害額を調査してもらって
大した金額じゃなければ、保険を使わなけれ
ばいいだけの話です。
保険会社さんは、損害額がでたら契約者に
金額を知らせてくるので
その時点で保険を使うかどうか聞いてきます。
それから、けが人が出ている場合は、
必ず警察に届けなければいけません。
じゃないと保険をおろしてもらえませんから。
今回Aさんの場合は物損事故として処理され
ますので、免許の点数は関係ありません。
今日のポイント
●軽微な物損事故でも必ず警察に届け出る
●すぐに保険会社に連絡する
-----------------------------------------
何か具体的に聞きたい質問や不安がありまし
たら
→kasituok@yahoo.co.jp
までご連絡ください。
匿名でももちろん大丈夫です。
名前を伏せて公開させていただく可能性もあ
りますが、
親身にお答えさせていただきます。
古川康彦
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